ネットショップで働いて改めて気づいたこと~伝えるためのデザイン
デザインのためのデザインはいらない!
今年の5月、ずっとやってみたいと思っていたネットショップの
仕事(主に更新業務)に就くことができました。
出店・出品しているのは、楽天市場だったり、Amazonだったりするのですが、
お客さまが必要としている商品は、ただ分かるように置いておくだけで
売れるんだなぁ、と何度も感じました。
一番必要なのは、一目みただけで、どんな商品なのか分かるクリアな画像。
商品についての詳細情報、価格、サイズや素材などを正確に伝えること。
在庫や納期を正確に入力し、注文された品物が間違いなく素早く
届くようにすること。
商品を盛って飾りたてることではなく、どれだけその商品の魅力を
そのまま素直に伝えるか。伝わるように伝えるか。
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特集ページやバナーも担当させていただきましたが、
自分が素敵だと思うデザインを作るよりも、セール感や、お買い得感を
いかに届けるか、何についてのページなのか、ぱっと見ただけで
分かるようにすることが、とても大切。
私の勤務時間、週三日、一回5時間で出来ることを考える。
時間があったら作り込めるかもしれないけれど、決まった時間の中で、
最低限これだけは!という状態を先に作り、余裕があるときは、
よりよくしていくけれど、やらなくてもそのままで売れる状態ならば、
自分で完成度に納得いかなくても、先に進む。
伝わればそれでよしとする。
反対に、商品自体に魅力はあると思うのに、売れない場合は、商品ページを
見直し、伝えきれていない、足りていない部分を補強しました。
この商品を必要としている人が知りたいことは何だろう?
どんな状況で必要としていて、どんな情報を追加すれば後押しになるんだろう?
どこから導線を作れば、このページにたどり着いてくれるだろう?
そんなことをいつも考えていました。お休みの時も。
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私のいるお店は、自分のために買うというよりも、お子さんやお孫さん、
大切な誰かのために贈るための品物が多くて、そこには、
その人に喜んでもらいたい、っていう気持ちが詰まっていて、
ただ注文が入った、だから荷物を出す、ていうんじゃないんですよね。
レビューに、思った通りの、思った以上の素敵な商品で、贈った
相手がとっても喜んでました!なんて言葉をいただいたりしたら、
本当にすっごく嬉しくて。
逆に、レビューでお叱りを受けたり、お問い合わせを受けて、
ああ、この情報が足りなかったと反省して追加することもあったり。
レビューやクレームの向う側に見えるのは、贈る相手を大切に思う気持ち。
私たちは、お客さまの気持ちをお預かりしているのだと思うのです。
商品について、良い点も悪い点も、正直にちゃんと伝わるように
伝えること。商品ページを見て納得して購入していただいて、
予想した通りの商品が間違いなく届くこと。それが一番大事。
お客さまが必要とする情報が、伝わるところにありますか?
そう自問する日々であったりします。
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まだまだひよっこ店員で、まだまだやりたいこと、やれてないことが
たくさんあって、力もぜんぜん足りなくて。
まだよく分かっていないこともたくさんあって。
なのに多くのことをお任せしていただけて。
このお店のこの仕事に就かせていただいたことを
しみじみとありがたく幸運なことだったと思う年末だったりします。
コメント
かこさん[Em84]
あけまして おめでとうございます[Em146]
ご無沙汰しておりました
いきなりですが…
この記事は とても納得できる内容です[Em59]
かこさんが 教えてくださったいろんな事柄や
読んだ記事が 聞いた時より 今のほうがわかります
この記事も もう少ししたら もっとわかる気がします[Em117]
またお邪魔します
本年もますますご活躍されますように(*~ω~*)/[Em137]
あけましておめでとうございます♪
私もきっと、この記事をまた後になって読み返して、
ああ、このことは変わらないな、とか、ああ、分かってなかったな、とか、
いろいろ感じるのだと思うんですよねー。
未熟だという恥ずかしさも含めて、いま思っていることを言葉に出して
おくのは、それなりに意味があることかなぁ、と。
蓮見さんにとっても、実りのある嬉しい一年になりますように。
また、お会いしましょう[Em148]